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Sunday, September 22, 2024

解説:法務 - 債権者代位権とは

債権者代位権(間接訴権・代位訴権)とは、債権者が自己の債権を保全するために必要があるときは債務者に属する権利(被代位権利)を債務者に代わって行使(代位行使)することができる権利のことです。

A→(500万円貸し)→B→(300万円貸し)→C
例えば上記のような債権関係の際に、AはCに対して直接Aに300万円返済するよう求めることができます。

しかし、いつでも債権者代位権は行使できるわけではなく、以下のような要件があります。
①債権者が自分の債権を保全する必要があること
②債務者が第三者に対する権利を行使しないこと
③債権が原則として履行期にあること

そのため、債権の期限の到来後であれば債権者代位権は行使できるが、期限の到来前には行使できません。
なお、保存行為については、期限の到来前であっても権利行使できます。

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