民法における「債権」は、ある特定の人が他の特定の人に対して、ある特定の行為をなすこと(あるいはしないこと)を請求しうる権利と説明されます。
例えば、金100万円を支払う、車1台を引き渡す、楽器の演奏をする、深夜に騒音を出さない、などが債権の内容として挙げられます。
債権と物権の違いは、物権には「排他性」があるが、債権にはないことが挙げられます。
「一物一権主義」と言って、1つの物について、同じ内容の物権は1つしか成立しません。
これに対して、債権は、同じ内容の権利が同時に複数成立することが可能です。
また、債権には「相対性」や「優先性」などいくつかの性質があります。
特に、連帯債権・連帯債務については、1人が全体の履行請求をしたり、1人が全体の履行請求を受けたりするという特性があります。
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