ROE(Return On Equity =「自己資本利益率」)とは、株主から集めた資本を使って、どれだけ効率的に利益を得たかを示す財務分析指標です。
ROEは以下の式で計算されます。
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROEが高いほど、企業は効率的に資本を活用して利益を上げていることを示します。
ROEは企業の収益性を評価するための重要な指標であり、特に投資家が企業の経営効率を判断する際に重視されます。
業種によって基準は異なりますが、一般的に、ROEが10%以上であれば投資価値のある良い企業であるとされています。
日本の上場企業のROEの平均値は、8~10%を推移しています。
投資家である株主にとって、ROEが高い企業は、より高いリターンが期待できるため、株価が上がりやすいといえます。
一方、ROEが低いと経営効率が悪いと判断され、投資家からの資金調達が難しくなることがあります。
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